コロッセオ(Colosseo):ローマ帝政期に造られた円形闘技場で現在ではローマを代表する観光地です。コロッセオはラテン語でコロッセウム (Colosseum) と言い、観光ではコロッセオ、歴史ではコロッセウムを使いますが同じ物を指します。また、英語で競技場を指すcolosseumや、コロシアムの語源ともなっています。
トレビの泉(Fontana di Trevi):ローマにある最も巨大なバロック時代の泉です。ヴェルジネ水道(ウィルゴ水道、乙女の水道の意)の終端施設としての泉が場所を替えた後、今の場所になりました。その後、泉はローマの建築家ニッコロ・サルヴィの設計で改造、彼の没後の1762年に完成しました。
サン・ピエトロ大聖堂(San Pietro in Vaticano):ローマのバチカン市国にあるカトリック教会の総本山。サン・ピエトロは「聖ペトロ」の意で、キリスト教の使徒ペトロ(ペテロ)のイタリア語読みに由来します。隣接してローマ教皇の住むバチカン宮殿、バチカン美術館などがあり、国全体が「バチカン市国」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
バチカン美術館(Musei Vaticani):ローマ市内に位置するバチカン市国にあり、歴代ローマ教皇の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館です。日本語では「ヴァチカン美術館」、「ヴァティカン美術館」などとも表記します。
フォロ・ロマーノ (Foro Romano):古代ローマ時代の遺跡。もともとは丘の間の湿地だったところに神殿が建てられ、ローマ時代の市民の生活の中心だった場所です。
遺跡は何層にも重ねられており、現在見えているものは紀元前のものでないものがほとんどです。
パンテオン(Pantheon):ローマ市内のパラティヌスの丘に建造された神殿。元々はさまざまなローマ神を奉る万神殿でした。
最初のパンテオンは初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近マルクス・ウィプサニウス・アグリッパによって建造されました。2代目のパンテオンは118~128年にかけて、ハドリアヌス帝によって再建されました。現在ローマで見ることができるのはこの再建されたパンテオンです。
真実の口は、真実の口広場にあるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の入口にあります。海神トリトーネの顔をした大きな円盤です。「嘘つきはかまれる」という言い伝えがあります。
その他の観光名所
フォロ・トライアーノ、トラヤヌスの市場、チルコ・マッシモ、ローマ街道(アウレリア街道、アッピア街道、フラミニア街道)、ナヴォーナ広場、スペイン階段、ヴェネツィア広場、カンピドリオ広場、ボルゲーゼ公園、サンタンジェロ城、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂、サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂、テルミニ駅、カラカラ浴場
ボルゲーゼ美術館、ローマ国立博物館、ヴィラ・ジュリア国立博物館、カピトリーノ美術館