フィレンツェ歴史地区(Centro Storico di Firenze):フィレンツェの中心部は、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。歴史的な町並みが広範囲かつ集中的に保存されており、ルネッサンスの芸術、文化を見ることが出来ます。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Santa Maria del Fiore):イタリアのフィレンツェにあるキリスト教・カトリックの教会。フィレンツェの大司教座聖堂であり、ドゥオーモ(大聖堂)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の三つの建築物で構成されています。教会の名は「花の(聖母)マリア」の意味です。
洗礼堂(Battistero San Giovanni):ドゥオーモの前にある八角形の建物です。11~12世紀に建てられ、フィレンツェの守護聖人である聖ジョヴァンニに捧げられた聖堂です。3つのブロンズの扉が出入り口になっており、東の扉がミケランジェロ作の「天国の扉」です。
ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio):シニョリーア広場に建つ、94mの高さの塔を持つゴシック建築です。かつてのフィレンツェ共和国政庁舎です。
ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi):イタリアルネッサンス絵画で有名な美術館です。1591年より一般公開されており、近代式の美術館としてヨーロッパ最古の美術館です。またイタリア国内の美術館としては収蔵品の質、量ともに最大となっています。1982年に世界遺産フィレンツェ歴史地区の一部として認定されています。
アカデミア美術館(Galleria dell'Accademia):ミケランジェロの彫刻とフィレンツェ派絵画を展示している美術館です。この美術館で最も有名なのが「ダヴィデ像」、ミケランジェロの傑作で甘いマスクの青年の肉体美が見ものです・・・。
ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio):アルノ川に掛かるフィレンツェで最古の橋です。彫金細工や宝石の店が並んでいます。商店の階上には通路があり、ウフィツィ宮とピィティ宮を結んでいます。
ピッティ宮(Palazzo pitti):フィレンツェ・ルネッサンスの典型的な宮殿です。フィレンツェ商人のピッティが建設しました。ラファエロの作品があるパラティーナ美術館、銀器博物館、衣装博物館、陶磁器博物館などがあります。
サント・スピリト教会(Santo Spirito):ピッティ宮から200mほどのサント・スピリト広場に面して建っています。簡素な造りながらも、フィリッポ・リッピ作「聖母」、オルカーニャ作「最後の晩餐」、ミケランジェロ作「十字架像」などがあり、一見の価値があります。